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有川浩 [ ** 本や音楽など]

『図書館戦争』を読んで、かなりハマりました。 片っぱしから、有川浩さんの著作を読んでみました。 未知の知的生物がでてきたり、突然変異の海洋生物がでてきたり、設定はSFだけど、その中で描かれるヒューマンドラマが面白い。


塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫
塩の街

塩の街

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本

有川浩さんのデビュー作。海に落下した巨大な塩の結晶。
その影響で人が塩と化す。
塩害が進む中出会う秋葉と真奈。
世界が崩壊に進む中で、人々はどんな生き方を選んでいくのか。
大きなリュックサックを背負って海を目指す青年の想いは。
ちょっとイラストが気になったんですが、図書館シリーズほどベタ甘でもなく、読みだすと止まらなくなります。


空の中

空の中

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/10/30
  • メディア: 単行本

高度2万メートルで起こった2度の航空事故。
その事故でパイロットである父を亡くした少年瞬は、クラゲのような未知の知的生物体(=白鯨)を拾い父の遺品の携帯電話で交流を始める。
一方事故の原因を調査すべく動きだす生き残ったパイロット光稀らの白鯨との交渉過程、社会学的な集団の概念など面白く読むことができました。
大人と子供の違い、ではないけれど、導いていくべき大人の姿がちゃんと描かれていたのがよかったです。


海の底

海の底

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本

横須賀に巨大甲殻類の襲来。
孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ二人の自衛官と少年少女の6日間を描いたストーリー。
潜水艦内の視点と甲殻類と戦う警察側からの視点で描かれています。
前の二つを含めた自衛隊3部作(陸・空・海)の中では一番好きな話。


クジラの彼

クジラの彼

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本

『海の中』で活躍した自衛官2人の恋愛を描いた話。
私は図書館戦争に引き続きこちらを先に読んだのですが、なかなか会えない二人の間にこんな出来事(怪物もの!)が起こっていたなんて、とかなり衝撃を受けました。
スピンアウトものといっていいのかな。

レインツリーの国

レインツリーの国

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09/28
  • メディア: 単行本

こちらは『図書館内乱』の中にでてくる本を実際に書籍化したもの。
忘れない本をきっかけに始まったメールのやり取り。
なかなか会ってくれない彼女にはある理由があった。
聴覚障害をめぐる二人の恋愛物語。


別冊図書館戦争 1 (1)

別冊図書館戦争 1 (1)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本

図書館戦争シリーズのこちらもスピンアウト。
郁と堂上教官の恋愛が始まって結婚に至るまでのストーリー。
甘甘です。



有川浩さんの描く作品は勢いがあって、キャラクターの中に芯の通った強さがあるのが魅力。
信じることのために貫くまっすぐな思いとか。
それを実現させるための行動力とか。
間違ったこと、悪いことをしっかり認めて謝れるところとか。
意地を張ってしまって、けっこう難しかったりしますよね。
恋愛でも友情でも仕事でも相手を尊重している姿勢が伝わってくるのがすごい好きです。

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